米粉製粉工場



2022年8月、米粉製粉事業をスタートしました。
近年、米粉の消費量が伸びています。米粉の情報が世間に溢れ、品質に対する要望も高まっています。米粉の品質を評価するとき、「でん粉の損傷度合」が重要視されます。
パンやケーキを焼く場合、でん粉損傷度の低い米粉は生地が膨らみやすく、見た目や食感がよくなります。南都食糧では「湿式気流粉砕」という製粉技術により、でん粉損傷度の低い高品質な米粉を製粉しています。
南都食糧の米粉はすべて、奈良県内の生産者数名の方に契約栽培していただいた米粉用米からできています。原料となるお米へのこだわりもさることながら、高品質な米粉になる一番のポイントは製粉技術。私たちの工場では、「湿式気流粉砕方式」を用いています。原料米にしっかり水を吸わせてお米を柔らかくし、それから粉砕します。お米を柔らかくすることで、粉砕するときに負荷がかかりにくく、お米のでん粉損傷度合いが低い、高品質な米粉が出来上がります。
製粉工程
洗米→脱水→一次テンパリング→グラインダー加工→二次テンパリング→粉砕→乾燥→袋詰め
上の写真はテンパリングという工程のもので、お米全体に均一に水分を吸わせる作業です。吸水度合いは米粉専門の作業員が目視で確認しています。一度お米に水をすわせた後、グラインダーという機械でお米の表面に特殊な加工を施し、再度テンパリングを繰り返します。この工程を経ることで高品質な米粉が出来上がるのです。
南都食糧では自社の古都米粉ブランドとして「奈良県産ヒノヒカリ特別栽培米 米粉・玄米粉(菓子・料理用)」、「奈良県産ヒノヒカリ 米粉・玄米粉(菓子・料理用)」と「奈良県産ミズホチカラ 米粉(パン用)」を取り扱っております。(特別栽培米とは農薬や化学肥料の使用についての厳しい基準をクリアした栽培方法で育ったお米です。)
米粉としての販売だけでなく、米粉(白米粉)、玄米粉の委託製粉も承ります。委託製粉は原料玄米120kgからとなり、小麦等米以外の製粉はご対応いたしかねます。お電話もしくはお問合せよりお気軽にご相談ください。